浮気されたら裁判すべき?浮気で裁判を考えた時に知っておきたい6つのこと

「長年尽くしてきた夫に浮気された……。夫はともかく浮気相手も懲らしめたい」

「夫の浮気に今まで目をつぶってきたけれど、我慢の限界!裁判したい!」

そんな悩みに頭を悩ませていませんか?

夫婦生活をしていれば、様々な問題や弊害はでてくるものです。

しかし、毎日献身的に夫を支えてきていたにもかかわらず、他の女と浮気していた……。

そんな事実に直面したら、悲しみと怒りで頭を悩ませてしまいますよね。

今まで自分がしてきた我慢や苦労を考えたら、このまま許すわけにもいかないし、妻という存在がいながら、夫を誘惑した相手の女性が許せない……!という気持ちにもなりますね。

どちらも懲らしめる方法といえば、浮気裁判ですね。

しかし、イマイチどのようなものかわからないと悩んでいるのではないでしょうか。

浮気裁判をしたいと思っているのであれば、まずは浮気による裁判がどのようなものなのか知っておく必要があります。

メリットやデメリットなどをしっかりと理解して、準備を進めておくことによって裁判でいい結果を残すことも可能でしょう。

 

まずは浮気裁判についてしっかりと勉強しておきましょう。

そうすることで、あなた自身が夫や浮気相手に対しての対処方法のビジョンが見えてきます。

今まで1人で抱えていたモヤモヤが晴れて、新しい1歩を踏み出すことが出来るようになります。

今回は、浮気裁判をするにあたってのメリットやデメリット、準備しておきたいことや、実際に浮気裁判をする流れについてご紹介します。

あなたの心の傷や悩みの種が少しでも楽な形で、いい方向に進むように、正しい対処方法を一緒に見つけていきましょう。

1、浮気された!裁判する・しないはどうやって決める?

夫の浮気に気づいてしまった時の対処法として、裁判をするという選択肢があります。

しかし、実際に裁判をするかどうか迷ってしまうこともあるでしょう。

自分が裁判をした方がいいか決めたい場合に、チェックしたいポイントをご紹介します。

(1)法で定められた「浮気」かどうか

まずは、夫の浮気に気づいた時に、それが本当に「浮気」なのかどうかを知る必要があります。

ここで知っておきたいことが、自分の思っている「浮気」と法で定められた「浮気」の範囲が全く違っていることがあります。

法律でいう「浮気」とは不貞行為に当たることを指しています。

不貞行為とは、【体の関係を持っていた】ということなのです。

ここで整理しておきたいことは、本当に夫と浮気相手が体の関係にあったかどうか、はっきりさせる必要があるということなのです。

法律の観点からすると、手を繋いだり、キスをしたり、デート現場を目撃したというようなことだけでは、浮気とは認められないということなのです。

なので、浮気裁判にかけても、不貞行為があったという証拠がない限りは、浮気とは言えないとされることがあります。

浮気裁判をするのならば、この一線を越えているのかどうかは先にはっきりさせておいた方が良いですね。

(2)相手の態度

相手の不貞行為があったことを知ってしまった場合、裁判を行うことができる可能性が高くなりました。

そこで、裁判をするかしないかを決めるポイントとして、やはり相手の態度が大切になってくるでしょう。

裁判をするとなれば、相手にその旨を伝える必要があります。

そこで態度を改めたり、裁判以外の別の方法を進めてくるようなこともあるでしょう。

相手によっては、話し合いだけで解決することもあるかと思います。

しかし、中には浮気常習犯だったり、悪びれる様子がないような場合もあります。

相手の態度も、裁判をするかどうかの判断材料として、見ておくと良いでしょう。

(3)自分の気持ち

相手に浮気裁判をしたいということを話すことで、実際にした方がいいのかどうかが、具体的に決まってきます。最後に大切なポイントは、自分の気持ちです。

どんなに相手の不貞行為を認めて、裁判しても良いと了承をもらったとしても、自分自身の気持ちが乗らないのであれば、止めた方が良いでしょう。

浮気されて傷つき、悩んでいるのは自分なので、裁判を始めるかどうか最後に決めるのはあなた自身です。

裁判は時間がかかり、気力や体力も奪われます。

一時の感情に流されずに、真剣に自分の中で考えたうえで、裁判をするかどうか決めるようにしましょう。

2、裁判した時のメリットデメリットは?

裁判といえば、何となく大変な印象を受ける人が多いと思います。

裁判をする上では、実際にメリットもデメリットも存在します。

本当に裁判をするか迷っている段階ならば、この点については、しっかりと勉強しておくことをおすすめします。

(1)浮気で裁判するメリット

まずは、浮気裁判をするメリットについてご紹介しましょう。

①慰謝料を請求できる

浮気裁判をする上での最大のメリットは、慰謝料を請求することができるというところです。

夫婦間で不貞行為があった場合は、浮気した配偶者と浮気相手から受けた精神的苦痛に対して、金銭の支払いにより賠償することができると法律で決められています。

この慰謝料に関しては、浮気をした夫はもちろんですが、浮気相手の女性からも慰謝料をもらえる可能性があるということです。

こうすることで、どちらも制裁することが可能になるのです。

②「浮気した」ことを公式の記録として残せる

浮気がきっかけで裁判をおこすということは、「浮気した」という事実をオープン化できるというメリットもあります。

浮気によって裁判を起こした場合、この事実をもみ消すことはできません。一生事実として残すことが出来ます。

夫が浮気したという事実は、一生消えることはありませんので、公式な記録として残すことで、夫も浮気相手も社会的制裁を与えることができるのです。

(2)浮気で裁判するデメリット

浮気で裁判する際のデメリットについてご紹介していきましょう。

①知りたくないことまで知ってしまう

裁判をするということは、特に精神的な苦痛が大きくなります。

その中でも、自分が知らなかった不貞行為の実情が、すべてあらわになるということが最も苦痛となるかもしれません。

裁判をするということは、すべての事実を明らかにする必要がありますので、自分が耳をふさぎたくなるような事実も、知ることになるでしょう。

浮気で裁判を起こす際には、それ相応の覚悟が必要になります。

②費用や時間がかかる

浮気裁判をするとなると、少なからず自分にも負担がかかります。

裁判費用や時間が特に問題です。

裁判費用は必ずかかることになりますし、時間が長引けば長引くほど費用も高くなります。

弁護士を雇うことになると、相談料や着手金など払うべき費用がたくさんあります。

また、裁判は1回で終わることはなく、何回かに分けて行うことになります。

さらに決着がつかない場合は長引くこともあります。

時間に比例して弁護士を雇うための費用も高くなってくるので、長い期間「裁判」というものに縛られることになります。

3、裁判を起こす前にやっておきたいこと

浮気による裁判を起こすためには、必ず準備しておきたいことがあります。

準備しておくかどうかによって、裁判に大きく影響することになるので、前もってしっかりと準備しておきましょう。

(1)証拠を集める

まずは、浮気をしたという証拠を集める必要があります。

証拠は、ずばり「不貞行為を証明できるもの」が重要視されます。

逆に、不貞行為を予想できないようなメールや写真は、認められないことが非常に多いです。

「愛してる」というメールや、キスをしている写真など、仲が良さそうな写真でも、それだけで体の関係がある不貞行為だということを認めることはできないのです。

(2)裁判で重要度が高い証拠とは?

実際に、浮気の証拠として使えるものにはどのようなものがあるのか、詳しく見ていきましょう。

①肉体関係があったと認められる写真や動画

肉体関係があったということを、認められるような決定的な瞬間の写真や動画は有効です。

具体的にどのようなものかというと、3回以上のラブホテルに入っていく様子がわかるような写真や、相手の自宅へ5回以上出入りしている記録です。

この時注意したいのは、回数を重ねていることがわかるように何個か用意するということです。

もしかしたら、たった1回の過ちの可能性もありますので、相手との親密さがわかるように、証拠の写真や動画をいくつか用意しておくと良いでしょう。

②肉体関係をほのめかすメール

浮気裁判の証拠として、ほとんどの場合が写真や動画などの証拠が認証されることが多いですが、メールも証拠として認められることがあります。

これは、相手が不貞行為を認めていて、肉体関係をほのめかすようなメールの内容を送受信していた場合になります。

例えば、ラブホテルに行っていたような内容や、その内容から冗談ではなく明らかに不貞行為を行っていただろうとわかるようなものです。

ここで注意したいのは、相手が不貞行為があったということを認めているということです。

メールは、浮気の証拠としては薄いです。そのため、「ラブホ行こう」というような内容のメールだった場合、「冗談でいっただけである」といわれてしまえば、それ以上問い詰めることができなくなります。

このようなメールの内容を証拠として提出することで、相手がそこで不貞行為を認めることもあります。

このメールだけで裁判に勝てるかどうかは難しいですが、相手が認めている場合や、認めさせるための手段として使うには良いでしょう。

4、証拠がない場合にはどうすればいい?

これらの証拠を自ら見つけることは難しいという場合もあります。

浮気しているということはわかっていても、不貞行為があるかどうかまでの証拠を手にするには、自ら尾行するしかありませんが、なかなか難しいですよね。

自分で尾行したとしても、なかなか証拠をつかみきることが出来ないこともあります。そのような場合にどうしたらいいか、詳しく紹介していきましょう。

  (1)探偵に依頼する

まず浮気の証拠をつかむ方法として有効になるのが、探偵に依頼するということです。

探偵に依頼することで、浮気の証拠を掴むために最善を期してくれます。

探偵が作る調査報告書には、証拠能力があります。

ですから、探偵が手に入れた浮気の証拠を裁判で提出することが出来るのです。

探偵は浮気調査のプロでもあるので、しっかりと証拠を掴んでくれると期待できます。

(2)弁護士に相談する

どうしても浮気の証拠がないという場合は、まず弁護士に相談してみると良いでしょう。

弁護士は、浮気の証拠に対しての専門知識を持ち合わせています。

自分が掴んでいる証拠の中で使えるものが出てくるかもしれませんので、弁護士に相談した上で、使えるものがないかどうかを、整理してみるのも良いでしょう。

(3)内容証明を送る

どうしても裁判に出せるような証拠がないという場合には、浮気相手に対して、内容証明を送るという手段があります。

内容証明とは、浮気相手に対して、こちらの主張を伝えるという目的で使われます。

主に郵便を使用して行われるため、「内容証明郵便」といわれています。

この内容証明郵便では、いつ相手に送付したかなどを、郵便局側で証明を残してくれる書留郵便のことを指しています。

この内容証明では、不倫の事実と受けた損害や、接触しない旨の誓約書、慰謝料支払いに関することなどを相手に伝えることが出来ます。

それに対して万が一応答がない場合や、拒む場合には裁判にて法的措置をとることが可能になります。

5、浮気裁判の流れとは?

証拠がそろった時点で、裁判を行うという流れになります。

そこで、まずは浮気裁判についての流れをしっかりと知っておきましょう。

(1)訴状の提出

まずは、裁判所に訴状を提出するところから始まります。

訴状は、自分の住んでいる管轄の裁判所へ提出しましょう。

訴状には、慰謝料の請求する金額や請求するなどを記入し、提出します。

裁判所に提出すると、その慰謝料請求に関する特別送達という書留が配達されます。

この訴状には、訴える内容の他に、第一回目の裁判が行われる日付や場所などが記載されている呼び出し状も一緒に添付されます。

(2)裁判が開始される

ここから裁判が開始されます。弁護士に依頼した場合には、弁護士が出廷することになります。

裁判は基本的に1回で終わることはなく、大体1ヶ月に1回程度の頻度で行われます。

①基本的には書類でのやり取りが多い

浮気による裁判の場合には、開始されてから書類でのやり取りをすることが多いです。

これは、ほとんどが弁護士が行います。

弁護士が相手側と話し合うことで、更に書類を作成していくことになります。

これについては、どうすることがベストな状態であるかを、弁護士が判断するケースが多いので、難しいことは考えずに、自分が託した弁護士からの報告を待つのが良いでしょう。

②本人尋問があるケースも

ごくまれにですが、本人尋問があるケースもあります。

基本的に弁護士に任せていても、話に食い違いがあったり、はっきりとしなかったという場合には、本人同士が弁護士や裁判官を交えて話すことになります。

事実関係を裁判官が確認することになるので、本人尋問が必要になった場合には、事前に弁護士と話し合うことができます。

③途中で和解勧告があることも

浮気による裁判においては、途中で和解勧告が出るような場合もあります。

和解案については、弁護士が最も最適とされる金額を提示することになります。

この金額に相手が応じた場合には、ここで示談が成立することになります。

浮気裁判では、このような和解が主流となっていますが、これに関して納得いかない場合はこの後の判決になっていきます。

(3)判決

このような浮気裁判では、和解することが主になりますが、それでもどうにもならなかった場合には、判決を下されることになります。

慰謝料請求が認められれば、裁判に勝つことになり、却下されれば負けてしまうことになります。

他には、請求した慰謝料が減額されてしまうという場合もあります。

(4)判決に不服な場合には、控訴できる

もしも、裁判の判決が不服だという場合には、控訴することが出来ます。

和解案を飲まなかったという場合や、相手に明らかな非があるのにも関わらず却下された場合などによく使われます。

裁判自体がやり直しになるので、また費用や時間が必要になりますが、それでも不服があるという場合には、控訴した方が良いでしょう。

6、 浮気相手に慰謝料請求できるケースとできないケース

ここまで、浮気による裁判の流れについて、お話してきました。

が、実は、浮気相手から慰謝料請求ができる場合とできない場合があるのです。この点について詳しく見ていきましょう。

(1)浮気相手に慰謝料を請求できるケース

まず、浮気相手に慰謝料を請求できるケースとして、相手が既婚者だと知っていた場合というのが重要です。

仮に夫が嘘をついて未婚であるということを、相手女性に話していた場合には、慰謝料を請求できなくなります。

既婚者だと知りながら、不貞行為に当たった場合には、その行為により受けた精神的苦痛や夫婦の仲を修復不可能にさせたとして、慰謝料を請求することが可能です。

(2)浮気相手に慰謝料を請求できないケース

浮気相手に慰謝料を請求できるという点においては、既婚者と知りながら不貞行為を行ったことが挙げられます。

それ以外には、次のようなことの場合には浮気相手には慰謝料を請求できないことがあります。

①既婚者だと知らなかった

先ほどのお話した通り、実は既婚者だということを夫が隠して不貞行為を行ったという場合です。

この時、相手方には落ち度はありませんので、慰謝料を請求することは不可能です。

②浮気相手の自由意志ではなかった

他には、浮気相手に不貞行為をする意思がなかったということが挙げられます。

いわば無理やりといったケースになります。この時は相手方に落ち度はなく、自分の配偶者の方に責任があります。

このような場合には、浮気相手からの慰謝料を請求できません。

③夫婦関係がすでに破綻していた

夫婦関係が破綻している場合も、浮気相手に慰謝料を請求することはできないといわれています。

夫婦関係の破綻とは、具体的に夫婦で別居しているような状態を言います。

これには、平穏な婚姻関係を送っていなかったと認識されるため、浮気相手に慰謝料を請求できる権利がないといわれています。

④すでに十分な慰謝料を受け取っていた

先に十分な慰謝料を浮気相手から受け取っていた場合は、再度請求することはできません。

先に内容証明などにより、十分な慰謝料の請求を行っていた場合には、再度裁判で相手に請求することはできないとされています。

⑤時効が過ぎていた

これは、常に頭に入れておきたいことの1つですが、浮気で裁判をする際の時効は3年と決まっています。

この3年というのは、浮気相手の本名と住所知ってからカウントされます。

相手の素性がわかっていない間はカウントされません。

背景として、訴状を提出するには、相手の住所や氏名が必要となるからです。

住所や氏名がわからなければ手続きができないため、このような猶予期間が設けられています。

この時効が過ぎてからの裁判は、無効になることがあります。

(3)慰謝料の増額が見込まれるケース

浮気による裁判では、慰謝料の増額が認められるケースがあります。これは、夫婦間での親密度や不貞の回数などが関係しています。

夫婦の仲がとてもよかったにも関わらず、その後浮気をしてしまった場合には、円満だった夫婦の仲を壊した原因として、慰謝料が増える可能性があります。

また、長年関係を持っていた場合や、不貞行為に及んだ回数が多い場合には、慰謝料が増額されることも多いです。

(4)慰謝料の減額が見込まれるケース

慰謝料が減額されてしまうようなケースもあります。

それは、家庭内別居状態だったり不貞の回数が1回だったりした場合です。

不貞の証拠が1回であった場合には、減額されるケースが多くなります。

さらに、家庭内別居で、夫婦関係が破綻寸前だった場合にも、慰謝料が減額されるケースがあります。

7、自分が訴えられた場合にはどうすればいい?

これまで、夫の浮気についてみてきましたが、もしかしたら、自分が訴えられる側に回ってしまうこともありえます。

そのようなときに、どんな対処をしたら良いのかについて、詳しく見ていきましょう。

(1)浮気をした自覚がある場合

自分が浮気してしまった場合には、まず謝罪をする必要があります。

この時に、いくら相手の態度や夫婦関係が複雑だったとしても、誤ることが大切です。

訴えられた側になると、自分が不利であるということは事実です。

それならば、まずは裁判にならないように、誠心誠意謝って、裁判にならないようにお願いすることが大切です。

実際に裁判を起こすといわれた場合には、慰謝料の減額交渉をすることが大切です。

今後払っていくことになる慰謝料ですから、話し合いで減額できるところまでしておくことはとても大切です。

(2)浮気をした自覚がない場合

浮気をしたという自覚がない場合には、しっかりと無罪を主張する必要があります。

既婚者だと知らされておらずに、付き合っていたケースもこれに当たります。

これは、慰謝料を請求できないケースに当たることがほとんどです。

相手に嘘をつかれて、このように既婚者だと知らされていなかったという場合には、それがわかるような証拠を見つける必要があります。

そうすることで無罪を勝ち取ることができますので、逃げたり隠れたりせずに、しっかりと裁判に向き合う必要があります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

浮気された時に、裁判を起こしたいと思ったときに知っておきたいことについて、ご紹介してきました。

これで、少しでもあなたの悩みの種の解決法になったでしょうか?

これらは、あなたの人生を変えるとても重要な一歩です。

しっかりと自分とも相手とも向き合って、それぞれがよりよい人生を送っていくための決断をしてみてくださいね。