これで完璧!絶対離婚したくない人のための離婚回避マニュアル

離婚したくない

結婚生活を続けていると、離婚の危機に直面することもあります。夫や妻に別れを切り出されたり、周囲から離婚を勧められたりする場合です。

そんな時「絶対別れたくない!」と思う方もいるでしょう。この記事では、離婚を回避するためにすべき行動や、離婚せずに円満な夫婦に戻るための方法についてお話します。

1、妻や夫に離婚を切り出されたら

(1)「離婚届不受理申出」を出す

妻や夫に離婚を切り出されたら、まずは「離婚届不受理申出」を出します。これは、「離婚届が出されても受け付けないでください」という書類です。

配偶者が勝手に離婚届を提出して、離婚が成立することのないように「離婚届不受理申出」を提出しておきましょう。

提出先は、本籍地のある市区町村の役所窓口が原則となっています。

しかしながら本籍地と現住所が異なる場合も多く、どこの役所で提出しても、最終的には本籍地の役所に届けられ、そこで手続きが取られることとなります。

しかしながら、相手が相当の勢いで離婚を迫っている場合など、転送されている間に離婚届を提出される可能性がありますよね。そんな時はやはり本籍地のある役所に提出したほうが良いでしょう。

提出にあたって必要なものは以下の通りです。

  • 申出書(役所で入手可、無料)
  • 本人確認ができる資料(運転免許証、パスポートなど顔写真があるもの)
  • 印鑑(認印可、シャチハタ不可)

なおこの不受理申出はあなたと配偶者の離婚が成立した場合、離婚届を本人が提出することで取り下げられます。逆に、取り下げない場合には永続的に効力が続くものとなります。

(2)離婚の理由を知ろう

なぜ夫や妻が離婚したがっているのかを知りましょう。理由もなく離婚を言い出す人は稀です。必ず原因があるので、その原因を突き詰めましょう。主な離婚理由は、次の通りです。

①コミュニケーション不足

意外と多いのがコミュニケーション不足による不満が溜まったもの。

新婚の頃に比べ、コミュニケーションが不足してきてはいませんか?コミュニケーション不足を指摘されたら、「いるのが当たり前」という態度になっていなかったか、よく考えましょう。

②経済的な要因

経済的な観念が違い過ぎると日々の生活が苦痛になるケースがあります。カードの使い方が荒かったり、節約ばかりして家族からクレームが出ても改善しないケースなどです。

また、近年増えた共働き夫婦では、家事の負担割合で不満を持つこともあります。

③配偶者の親族との関係

嫁姑問題は昔から取りざたされていますね。同じようにあなた本人に理由がなくとも、あなたの親族との関係が苦痛で離婚を切り出されることもあります。

婚姻関係でなくなれば付き合う必要もなくなるので、離婚という結論になるようです。

④他に好きな人が出来た

相手が浮気をしていた、あるいは身体の関係がなくとも心揺れる相手と出会ってしまった場合です。

ただし、浮気をしている場合には浮気のことを黙ったまま別の離婚理由を告げるケースもあります。「これは怪しい」と思ったら、興信所などに依頼して証拠を確保してもいいでしょう。

(3)話し合いの場を設ける

離婚の理由を知ったら、話し合いの場を設けましょう。離婚理由を改善できれば、思いとどまってくれるのか否か、そしてあなたがどれだけ離婚したくないかを伝えましょう。

①夫婦で話し合う

まずは夫婦で話し合いをしましょう。離婚しようと思った経緯をまずは聞き、修復が可能であるか否か判断しましょう。

離婚を切り出した側はずっと思っていたことでしょうが、言われた側は晴天の霹靂です。

結論がいきなり離婚というのはいささか乱暴な話でもあるので、修復に努めたいことを伝え、やり直すための条件を聞きだしましょう。

②友人や知人を巻き込む

二人だけでは冷静に話し合えない場合、共通の友人や知人に同席してもらうのも手です。第三者がいることでヒートアップせずに話せるというメリットがあります。

ただし、同席した人が夫婦どちらか一方のみの味方をすると話し合いがまとまらなくなってしまうので、注意しましょう。

③両親に頼む

結婚は家の問題でもあるので、両親に同席してもらうケースもあります。この場合、どちらか一方の親だけが立ち会うのはフェアとは言えません。両親に頼む場合は両家で揃えましょう。

また離婚原因が嫁姑問題や親族にある場合は火に油を注ぐ結果になりますし、配偶者の浮気が原因の場合も、身内を巻き込む事で大事になる場合もありますので避けたほうが賢明です。

④夫婦円満調停を利用する

家庭裁判所というと即「離婚」のイメージですが、実は夫婦関係を円満にするための調停も行えます。

正しくは夫婦関係調整調停(円満)と呼び、調停委員が双方の主張を聞いて妥協案を示したり説得をしてくれます。第三者を挟むことで互いに冷静になれるというメリットがあります。

2、これはNG!「離婚したくない」と思ったらやってはいけない行動

(1)「とりあえず」離婚届に記入する

「あなたの言い分はわかったから、とりあえず書いて。書いたら話し合うから」と離婚届を渡されても、絶対にサインしてはいけません。

不受理届を出していない場合、離婚届を勝手に提出される恐れがあります。また、離婚届には親権の記入欄があります。

子供がいる夫婦の場合、親権をクリアにしてからでないと離婚はできません。親権欲しさに勝手に記入されるケースもあるので、サインは話し合いが終わってからにできるよう交渉しましょう。

(2)別居する

「頭を冷やしたいから、別居したい」と言われた場合、簡単に頷いてはいけません。法律的に、単身赴任などの正当な理由がなく別居している夫婦は、婚姻関係が破綻しているとみなされます。

別居後すぐに破綻はしているとはみなされませんが、ケースによっては3年以上別居していると婚姻関係が破綻していると判断されるケースがあります。

だからといってやみくもに別居を否定すると、相手の感情を逆撫でしかねません。

「少し離れたい」と言われた場合には、ウィークリーマンションなど、すぐに自宅に戻れる場所で、かつ期間が限られている場所にするといいでしょう。

(3)相手を否定する

話し合いの場でよくありがちなのが、「そんなことで?」というリアクションをとってしまうケースです。あなたにとってその程度のことでも、相手にとっては離婚を思うほどのことなのです。

夫婦であっても価値観は違います。まずは相手の言い分を聞きましょう。

(4)子供をだしにする

子供がいる家庭の場合、つい「子供が可哀想だと思わないのか」と離婚を切り出したこと自体に対して責める傾向があります。

「子供のために別れない」というのは一理ありますが、子供のことは相手も考えた上での結論であると認識しましょう。

3、離婚せずに済む方法は?

離婚をせずに、どうにか元の関係に戻りたい場合、具体的にどうすればいいのでしょうか。魔法の呪文があればいいのですが、一瞬で元に戻るということは考えにくいですね。

ここでは、離婚を回避するための具体的な方法についてお話します。

(1)まずは猶予期間をもらう

相手は「すぐに離婚!」と言うかもしれませんが、「すぐには難しい」と猶予期間をもらいましょう。

その中で関係改善に努めていきます。「3ヶ月待って変わらなかったら離婚でいい」など相手にもわかる形で期限を区切るといいでしょう。

(2)離婚理由の改善に努める

相手が訴えていた離婚理由をひとつずつ失くしていきましょう。

例えば家事負担に納得がいっていなかった場合には家事をする、カードの使い過ぎで信用を無くした場合には、カード自体を使えないようにするなどです。

(3)コミュニケーションを図る

相手との関係性はすぐに回復しません。気まずさからコミュニケーション不足になっては、離婚原因を解消しても離婚という結果になる恐れがあります。

「おはよう」「おやすみ」などの挨拶や、会話はしたほうがいいでしょう。すぐに滑らかな会話が難しければ、事務連絡でも大丈夫です。

(4)価値観の違いを受け入れる

離婚原因がなんにせよ、あなたが気にしなかったことを相手はずっと気にしていたということになります。

男女では同じ物事に対しても受け取り方が違うことが多く、それは夫婦であっても変わりません。

今回解決した原因とは別の原因が浮上する可能性もあります。どんな事柄に対し、どんな感想を抱くのか、相手の価値観を知っておきましょう。

(5)継続する

円満な夫婦に戻るために最も大切なのは、(2)~(4)を離婚騒動が終わった後も続けることです。

「離婚が避けられたからいいや」と元の態度に戻っては、遠からず再び離婚を切り出されるでしょう。そういったことがないよう、続けていくことが大切です。

4、離婚の回避に成功したケース

離婚を回避した人達はどんな方法をとっていたのでしょうか? ここでは実際の事例をご紹介します。

「夫から離婚を切り出されましたが、原因は夫の浮気。浮気相手と別れたら戻るだろうと3ヶ月耐えたところ、夫から離婚が撤回されました。LINEを見たら、やはり浮気相手と別れた様子。

離婚しないという話し合いを続けていた甲斐がありました」(専業主婦Aさん)

「妻が単身赴任して1年経った頃、夫婦である必要性を感じないと離婚を切り出されました。互いに仕事が忙しく、連絡もおろそかになっていたので、その点を詫び、コミュニケーションがとれるよう工夫しました。

結果、妻の態度が軟化し、無事離婚を回避できました」(会社員Cさん)

参考:http://best-legal.jp/to-avoid-divorce-3474

実際に離婚を回避した人達は、離婚原因を探り、時間を割いて解決に臨んだことがうかがえますね。

このように、離婚を回避するには、自分の努力している姿を相手に見せることも大切なのです。

5、配偶者に問題があっても離婚したくなかったら

あなた自身に原因がなくとも、配偶者に問題があり、周囲から「あんな人とは別れてしまいなさい」と言われる可能性もあります。

まだ配偶者に対して愛情があり、「離婚したくない」と思った場合にはどうすればいいのでしょう。原因別に解決策をご紹介します。

(1)浮気されている場合

「配偶者が浮気しているけれど、離婚したくない」という場合、配偶者の気持ちを取り戻すことが肝心です。次のような行動をとりましょう。

①配偶者の本気度を知る

浮気相手にはどのぐらい入れ込んでいるのか、探りを入れましょう。ほんの遊びなのか、あなたとの別れをも視野に入れているのかによって対応が変わります。

前者ならば飽きたら戻るでしょうが、後者の場合、より居心地のよい家づくりなどをしてあなた自身も努力する必要があるでしょう。

②浮気の証拠を得る

追求するにしても話し合うにしても、浮気の証拠は必要です。浮気や離婚で話がこじれると、将来的に調停や裁判になる可能性もあります。

この時「相手が浮気をしていた」という客観的な証拠が必要です。証拠となるのは、浮気相手と会っている写真や映像、会話を録音したものやメールのログなどです。

但し、法的に有効な証拠を自分自身で用意するのは中々が難しいですので、探偵事務所に依頼するのもいいでしょう。

③配偶者と浮気相手に慰謝料を請求する

浮気は法律的には「不貞行為」となり、あなたには配偶者と浮気相手に慰謝料を請求する権利があります。この権利をうまく使って選択肢を増やしましょう。例えば、

  • 配偶者に浮気の事実を知っていると告げた上で双方に慰謝料を請求する
  • 配偶者に浮気の事実を告げずに浮気相手だけに慰謝料を請求する
  • (黙って別れれば慰謝料は請求しないという条件をつけることもできます)
  • 配偶者に浮気の事実を伝えた上で、「戻ってくるのならば浮気相手には慰謝料を請求しない」という取引を持ちかける

などです。

慰謝料の話をした途端に逆上するケースや離婚に踏み切られてしまう可能性もあります。配偶者の性格をよく考えて選択しましょう。

④それでも浮気をやめない場合

話し合いをし、慰謝料などのペナルティを課しても配偶者が浮気をやめない場合、自分自身の心の持ち方を変えたほうがいいでしょう。

「浮気をしていても戻ってくればいい」と大きく構えることです。

浮気をした側からの離婚請求は法的に認められていないので、別れるも別れないもあなたの気持ち一つで決まります。「離婚したくない」と思っている間は、離婚しなくても良いのです。

ただし、配偶者が浮気相手の家へ逃げ込むなどして別居をされると、お子様の年齢や、配偶者の経済状況等様々の要因にもよりますが、ケースによっては3年経過すれば夫婦関係が破綻しているとみなされてしまう場合もありますので気を付けましょう。

(2)配偶者に経済的な問題がある場合

①借金がある場合

結婚前に黙っていた借金や結婚後に無断で作られた借金が配偶者にあり、それでも離婚したくない場合は、借金の全容を早急に明らかにしましょう。

その上で返済計画を立てることです。ライフプランナーに相談すれば、この先にかかるお金の目処もつきます。その上で無理のない返済計画を立てましょう。

またその後の再発防止のために、スマホやカードの使い方のルールを決めておきましょう。改善されない場合にはスマホやカードの解約も視野に入れるべきです。

②生活費を渡してくれない場合

配偶者が生活費を渡してくれない場合、まずその原因が何かを知る必要があります。

リストラや転職期間で無職なら支え合う必要がありますし、働く気がないのなら家事をする気があるのかないのかでも違います。あなた自身が生活費を稼げるのであれば問題ありません。

いずれにしろ、あなた自身が当面の生活費を稼ぐ必要があるでしょう。

また、夫婦には生活保持義務があります。これは「お互いの生活レベルが同等となるよう助け合わなければならない」という義務です。

夫婦での話し合いでの解決が難しい場合には、第三者である調停員に間に入ってもらうのも手です。

(3)DVを受けている場合

DVを受けているけれど離婚したくないという場合もありますね。こういったケースですと、本人たちよりも周囲が離婚を勧める傾向にあります。

離婚したくないと思ったら、まずは夫婦関係改善のためにカウンセリングを受けましょう。配偶者が拒否している場合はあなただけでも大丈夫です。

カウンセリングでは、DVの内容や頻度、どう対応すればいいのかなどを相談できます。今は離婚する意思がなくとも、将来離婚を考えた時のためにDVの診断書をあわせて取ってもいいでしょう。

また、DV加害者更正教育プログラムを利用し、再発防止に努めることもできます。

まとめ

いかがでしたか?今回は離婚したくないと思った場合の回避策についてお話しました。円満な夫婦に戻るためには、時間も努力も必要です。

この記事が、離婚を回避するための参考になれば幸いです。